社会福祉法人みなと寮
弘済院第1特別養護老人ホーム・愛港園採用情報サイト2018
社会福祉法人みなと寮
弘済院第1特別養護老人ホーム・愛港園
採用情報サイト2018

よくある質問

平成29年度(2017)版の、弘済院第1特養・愛港園 職員採用よくある質問のすべての回答を一括で掲載しています。
追加の質問と回答も今後載せていく予定です。

学生のみなさんが介護の仕事に関心を持つきっかけは何だろうかと思いを馳せますが、なかなか本音の部分は見えてきません。介護という仕事は本当はおもしろくて魅力的なのに、その本質的部分が伝わらず負の部分だけが表層的に蔓延しているというのが現状だと思います。

キャリタス就活2018に「弘済院第1特別養護老人ホーム・愛港園」というサイトを立ち上げました。このサイトを通して介護の魅力をみなさんに届けていきたいと思っています。このよくある質問は一般的な職員採用FAQと比較すると相当踏み込んだものになっています。ここで関心を持っていただいた方は、ぜひ、弘済院第1特養のホームページ、弘済院第1特養・愛港園の2018採用専用サイトを見てください。

正職員の採用は法人単位で行います。
就業規則、給与規則も法人で一本化されています。配属に当たっては住所地や適性等を考慮しながら決定しています。
ただ、このサイトでは当法人内の介護保険施設の職員を募集していますので、弘済院第1特養(吹田市)と愛港園(大阪市港区)の勤務になります。 

転勤につきましては、法人本部より毎年秋に「職員意向調査」を全職員に配布し、配置転換・施設内部異動の希望や、次年度の勤務継続の意向を確認しています。各施設の諸事情もありますので、希望に添えない場合もありますが、異動に際してはできる限り考慮しています。原則的には本人の希望を確認していますので、一方的な配置転換は行っていません。介護保険施設と救護施設での異動はあまりありません。

介護保険制度が進む中で介護の専門性やサービスの質が問われるようになってきており、介護の専門化・高度化はとても良いことで、サービスを受けるご利用者様の安心感につながります。ただ、一方で介護職はご利用者様の日常生活援助がメインの業務です。

当法人の考え方としては、資格は能力を評価する大切な基準のひとつですが、それよりもむしろ「笑顔で支援」というキャッチフレーズに代表されるような、ご利用者様が一緒に過ごしていて落ち着くことの出来る方、ご利用者様と共に寄りそって過ごしていけるような温かいパーソナリティーを持った方が必要だと考えています。もちろん、若い内からそのような能力を身につける事はたいへんな事ですが、資格・知識だけでなくそういった資質を持った方、そして成長の可能性を持った方々がたくさん来て下さることを願っています。 

法人みなと寮としては、いろいろな長所を持った方、様々なタイプの方を歓迎しています。
なぜかというと、いろいろな特技や長所を持った方が集まることで、ご利用者様の方に幅広い応対ができると考えているからです。また、様々な経験を積んでこられた方が集まることで、施設の方向性としても新たな可能性が広がると考えてます。豊かな人間性や感性、想像力を活かすことで、あなたの可能性を開花させて下さい。介護業界も当法人も、時代の流れと共に変化していくことが求められています。

いろんな方に来ていただきたいと思いますが、施設が望んでいる職員像というのも確かにあります。参考のために書き出してみましょう。

◇笑顔が素敵で明るい対応のできる方。
・・・やはり介護の仕事にこの条件は外せません。ご利用者様の暮らしを楽しく明るいものにするには、職員がいつも笑顔で明るくいなければなりません。職員が笑顔ならば、ご利用者様も必ず笑顔になってくださいます。

◇人の痛みに共感できる、豊かな感受性と優しさを持った方。
・・・周りの人の痛みや辛さに共感できる力はとても大切です。ご利用者様やご家族の気持ちに寄り添い、職員同士では励まし合い、みんなと一緒の時間を分かち合える方にぜひ働いていただきたいと考えています。

◇他人を思いやる、想像力を持った方。
・・・自分の言動の周りへの影響力を想像することはとても大切です。人間関係に限らず、仕事の上でも、例えば何かを計画・企画・実行するときでも想像力なくしては成功できません。

◇どんなときでも対応が丁寧な、気配り・心配りができる方。
・・・どんなに職員が対応に追われて忙しかったとしても、ご利用者様にはそんな事情は関係ありません。たとえ忙しい中でも、常にご利用者様や他の人への配慮を忘れない、そんな気配りがとても大切です。

◇見えないところで努力する、頑張り屋さんな方。
・・・努力をしなければ成長はありません。ご利用者様に対する丁寧な介護を行おうと思ったら、それだけの知識や準備が必要になります。努力ができる人ほど良い仕事ができます。伸びていきます。陰でする努力でも、実は周りにはきちんと伝わるのです。

◇間違ったことはNOといえる、正義感を持った方。
・・・人との協調性は大切です。けれど、間違っていると思うことにはきちんと自分の意見を述べることもとても大切です。ご利用者様により良い支援を行うためにも、自分の中の良心や正義感を正しく育てていくことが職員に求められます。

◇新しいことに挑戦する、好奇心と勇気のある方。
・・・介護の仕事はルーチンワークばかりではありません。介護を取り巻く情勢も変わってゆきますし、ご利用者様の日常も、同じ毎日に見えても決して同じ日はありません。施設や法人を取り巻く状況も同様です。施設の発展・法人の発展のためには、新しい事への挑戦は欠かせません。変革への勇気が必要です。

◇勉強し続ける、向上心を持った方。
・・・仕事において、人生において、学びはとても大切です。学びの意欲がなくなったら停滞が待っています。現状維持が目標ではなく、常により良いものを目指して頑張る向上心がある方にぜひ働いていただきたいです。

◇あきらめずに取り組む、継続力と忍耐力を持った方。
・・・ご利用者様に対する働きかけは、すぐに効果が出るとは限りません。ご利用者様主体の介護を実践するには、相手のペースに合わせて待つこともとても大切です。実践してみた働きかけでダメならば別のアプローチの方法を考えてみるなど、角度を変えて継続していく能力・忍耐力も介護職員に求められる資質です。

◇仕事を進化・改善させる、ひらめきと創造性を持った方。
・・・前述したように、介護の仕事はルーチンワークばかりではありません。そのことを実感して進化・改善・創造していける方にぜひ当法人で働いていただきたいと考えています。

◇常に進化し続けようとする努力する、革新的な方。
・・・高齢社会に突入し、介護業界も介護保険制度を期に市場開放され、社会福祉法人だけでなく民間企業の参入が可能になりました。これからは社会福祉法人であっても、民間企業のような経営戦略が必要になってくると考えられます。そんな変革の時期にあって、今後の荒波も一緒に乗り越えていってくれる、意欲のある方を募集しています!

自分にはこれがあてはまる!という項目がある方、面接にてアピールしてくださいね。

当法人では、仕事を覚えていく最初の段階で、先輩職員とマンツーマンで同じ業務を行い、徐々に業務をマスターしていただく「プリセプター制度」を採用しています。

プリセプター制度で担当となった先輩職員に教わりながら、まずはご利用者様の顔・名前や介護業務の一般的な流れを覚えていきます。これらの基本事項を覚えることは、3ヶ月ほどあればできるようになると思います。基本が覚えられたら次の段階として、先輩職員に教わりながら基本的な業務を安全にかつ確実に行えるようになることが目標となります。プリセプター制度の目安は半年間ほどです。半年では不安が残る方には、期間を延長して行うこともできます。

先輩職員と一緒にひと通りの業務がこなせるようになったらプリセプター制度を終了し、いち介護職員として業務についていただきます。あとは一人でも業務を安全かつ確実にこなせるようにすることが目標となります。もちろん、プリセプター制度は終了しても、何か課題が見えてきた際にはその都度先輩職員からの指導を受け、また先輩職員に相談したり研修を受けたりしながらより多くの業務を学んでいっていただきます。

介護の仕事は日常の業務をこなせるようになることはもちろん必要ですが、それができるようになれば一人前というわけではありません。丁寧で適切な介護ができ、なおかつご利用者様に関するあらゆることに対応できるようになるには、日々学んでいく姿勢が欠かせないといえます。

一般的な介護技術の本、認知症ケアの本など、介護や福祉に関わる本を読んでもらえれば助かります。福祉関係の雑誌やインターネットで福祉施設等のサイトを見るのも勉強になると思います。また、意欲のある方でしたら福祉施設(当法人に限らず)へボランティアに行ったりするのも良いかもしれません。

在学中に介護職員初任者研修の資格(原則130時間受講、1ヶ月から3ヶ月程度で取得可能、夜間コースや土日コースなどもあり)を取得しておくと、介護職員の仕事や働く自分のイメージ作りがしやすくなると思います。また、資格を取得しているとキャリアパスにおいても有利になります。

また、内定者の方には「職場体験実習」として当法人の施設で数日間の実習をしていただいています。この実習を行うことで実際の福祉の現場を見て・感じていただき、4月から職員として働いていけそうかどうかをもう一度考えていただいています。

内定が決まってから実際に就職するまで、半年から一年近くの時間があります。学生時代の最後は自由に使える貴重な時間です。その間にたくさんの本を読んだり映画を見たり、人と触れ合ったり、感性が豊かになる経験をたくさん積んでください。感性が豊かになれば人間性も豊かになっていきます。

介護の仕事は人を対象としていますので、豊かな人間性や幅の広いバランスのとれた物の見方が必要になってきます。そのためにもいろいろなものを経験したり蓄積したり、感性を磨いて仕事に就いていただきたいと思っています。

プリセプター制度は、新入職員さんの戸惑いとリアリティショック(自分の考えていた仕事のイメージが、現実とかけ離れていることに衝撃を受けて、折り合いがつけられなくなること)を最小限に抑えるために、先輩職員と数ヶ月間同一勤務を行いながら業務の指導と様々な相談にも乗り、新入職員さんをサポートする仕組みです。もともとは看護師の新人教育に使われていましたが、現在では介護職員の教育にも有効とされています。

先輩職員より業務を一から丁寧に教わり、課題や不安がある際には相談し、フォローをしてもらうことができます。また一対一の関わりですので新入職員さんのペースで仕事を教わり、悩みや課題に個別にきめ細かく対応することができます。 

業務に慣れるまでにはなかなか時間のかかるものですが、先輩職員に色々と相談し合いながら、仕事の大変さや難しさ、そして楽しさや喜びを分かち合っていただきたいと考えています。 

新入職員の方には、3月末~4月初旬に法人主催の新入職員研修が3~4日間あります。当法人の場合は介護保険施設と救護施設がありますので、それぞれの施設の見学や説明などがあります。また、福祉や介護のコンセプトで重要なものについての講義もあります。具体的には、「情報公開」「コンプライアンス(法令遵守)」「リスクマネジメント(介護事故防止)」「苦情解決」「身体拘束廃止」「高齢者虐待防止」「救命救急」「福祉サービスの第三者評価」等について、経験豊富なスタッフからわかりやすい話があります。

その後、配属された各施設においてそれぞれ独自の研修があります。各施設の特徴に合わせた研修を行い、業務についてより詳しく理解できるよう努めています。

また、定期的に施設内での研修も開催していますし、外部への研修にもできる限り幅広く参加できるようにしています。大阪市内での研修会、府内研修、府外の研修や出張も積極的に参加するよう機会を設けています。サービスの質の向上を常に考えていくためには、施設内だけの視点では不十分ですし、より多くの論点、考え方、実践などを知ることにより、介護の幅を豊かにしていっていただきたいと考えています。そのためには研修は不可欠といえます。

弘済院第1特養では施設内研修が年間100回以上実施されています。参加者はレポートを提出し研修内容について議論を深めています。これらの報告書と感想などは施設内のLAN上のグループウエア(デスクネッツNEO)で回覧していますので、研修に参加できない職員もいつでもどこでも確認ができるようになっています。施設全体でも学習する組織を目指して、日々真摯に学ぶ姿勢を大切にしています

介護に関する資格で主なものは介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事などがあります。

介護職員初任者研修は、厚生労働省が認定した各自治体および講習事業者の講習を終了することで割と短期間(1ヶ月から3ヶ月)で取得できます。取得すると、高齢者や障がいを持つ方に対して日常生活の家事援助や、入浴、食事、排泄の世話などの身体的介助など、利用者の生活全般をサポートすることができます。

介護福祉士は、専門的知識を身につけ、身体上または精神上の障がいなどの為日常生活を営むのに支障がある人の入浴・排泄・食事その他の介護を行ったり、介護者に対して介護に関する指導を行うことができます。資格取得には、厚生労働大臣の指定した養成施設等において修業することや、実務経験を行った上で国家試験を受験することなどが要件となります。介護福祉士の資格は現在、制度の変更途中にあり、今後は実務経験を経て資格を取得する場合、450時間の研修が義務付けられることになりました。

介護支援専門員は、要介護者・家族等からの相談に応じ、要介護者等が心身の状況等に応じ適切な在宅サービスまたは施設サービスを利用できるよう市町村、事業者、施設等との連絡調整等を行います。指定介護支援サービス事業者および介護保険施設には、必要とされており、介護保険制度上の介護サービス計画を作成したり、事業者、施設等との連絡調整を行うなど、介護支援サービス行うことが出来ます。 医療・介護・福祉分野の国家資格者で5年以上の実務経験があり、なおかつ当該業務に900日以上従事してること、または各都道府県が定める相談援助業務や介護等の業務に、10年以上なおかつ1800日以上従事していることを要件に実務研修受講試験を受けることができ、合格した後に実務研修を受けることで取得できます。 

介護支援専門員は介護保険制度の実施上の要となる役割を持っています。介護サービスは介護支援専門員の作成したケアプランに基づいて提供されます。ケアマネジメントは今後ますます重要な意味を持ってきます。

社会福祉士は、専門的知識・技術をもって、身体上または精神上の障がい等がある人や環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある人の福祉に関する相談、助言、指導その他の援助を行います。資格取得に当たっては、厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する指定科目を修業卒業した人、指定施設において4年以上相談援助の業務に従事し、次に社会福祉士一般養成施設等においても1年以上修業をした人など、一定の要件を満たすことで国家試験の受験資格が得られます。

精神保健福祉士は、精神障がい者の保健および福祉に関する専門的知識・技術をもって、精神障がいの医療を受け、又は社会復帰促進施設を利用している精神障がい者の相談に応じ、援助を行います。資格取得に当たっては、厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する指定科目を修業卒業した人、指定施設において4年以上相談援助の業務に従事し、次に社会福祉士一般養成施設等においても1年以上修業をした人など、一定の要件を満たすことで国家試験の受験資格が得られます。

社会福祉主事は都道府県・市町村に設置されている福祉事務所において、生活保護法その他の福祉諸法に定めた援護、育成または更生の措置に関する事務を行うことができます。資格は、大学において一定の科目を履修して卒業する、厚生労働大臣の指定する養成機関を卒業する、社会福祉関係の現任者として厚生労働大臣の指定する通信課程を修了する、等の要件を満たすことで取得できます。

以上の資格は福祉の仕事に密着したものですので、取得を目指して勉強することで自身の知識・経験の幅を広げることにもなります。福祉や介護の仕事をするなら、ぜひ目指していただきたい資格です。

勤務の都合を配慮したり、一定の金銭的補助なども実施しています。今後は介護福祉士の資格取得のためには実務経験に加えて450時間の研修が必要になります。そのため、法人からの補助が必要になると考えており、現在検討中です。業務と両立して介護福祉士の資格が取得できるよう、対応していきたいと思います。

身体上または精神上著しい障がいがあり、介護保険制度における要介護認定で、「要介護1~5」の判定が出た人が利用可能な、老人福祉法上の老人福祉施設の中の一つ(社会福祉施設)です。平成27年度からは原則的には介護度3以上の方が入所できるようになりました。

介護保険制度が始まる前は、市町村の措置により入所が決まっていましたが、介護保険制度施行後は、入居者と施設との契約によるサービス利用となりました。ですので、かつてはご利用者様が入居先を選ぶことはできませんでしたが、制度施行後はご利用者様の自由な選択のもとで施設を選択することができます。

しかし、入所施設はなかなか空きが出ない状況であり、長期間待機している方がたくさんおられるのが現状です。入所の順序は入所選考委員会(各職種の職員、外部の識者など)により、優先度の高い方からご入居されますので、施設の入居者の介護度は徐々に高くなり、重度の介護を要する方々が増えてきています。特別養護老人ホームで働く介護職員は、ご利用者様のみなさまがご自分でできない食事・排泄・入浴など日常生活上の援助を行いながら、できる限りご本人らしい環境の中で生活して頂けることを目標に支援を行っています。

日勤帯の場合ですと、朝のミーティング(全体のミーティングと各フロアごとのミーティングがあります)から始まり、定時の排泄介助、昼食のための食堂への誘導、昼食介助を行います。入浴のある日は午後からは入浴介助があり、排泄介助、夕食時の誘導・夕食介助、後かたづけでおおむね日勤帯の業務が終了時間となります。

遅出の勤務は、日勤の出勤・退勤の時間がそれぞれ30分遅くなった勤務です。夕食後の後片付けやご利用者様の状態確認が長引いた際の業務として遅出の勤務が組まれています。
 
早出の勤務は、夜勤明けの職員から、夜間のご利用者様の状態に変動がないか、昨日調子のわるかったご利用者様の現在の状況はどうかなどを引き継ぐことから始まります。次に、まずご利用者様の起床のお手伝いと、食堂への誘導、朝食の介助から始まります。介助を終えてご利用者様をお部屋にお送りし、その日の業務内容を確認して、その準備等を行い、朝の全体ミーティングでご利用者様の状況を申し送ります。その後は日勤帯の職員とともに業務をこなし、夜勤者が出勤してその日のご利用者様の状況を申し送ったところで、早出の業務は終了となります。

夜勤帯の業務は、ほとんどのご利用者様がお休みになっておられます。主な業務としては、定時・随時排泄介助や、1時間毎の巡回等がメインとなります。高齢者のことですので、いつ状態が不安定となるか分かりません。そんな時は他のフロアの夜勤者や宿直者と相談し、場合によっては看護師(オンコールの当番制)から電話で指示を仰ぎ、ご利用者様の状態に応じた対応を行います。

夜になっても、なかなか眠られないご利用者様もいらっしゃいます。そんな時は話相手になったり、その方に応じた対応を行います。ワンフロアを少人数で見ないといけないので、たいへん責任の重い勤務です。でも、日勤帯ではまったく見られないご利用者様の様子が夜勤で見られることがあります。ご利用者様の意外な一面が見られたり、忙しい中にもふと静かな瞬間が訪れたりすることもあります。そのせいなのかどうか、日勤よりも夜勤の方が好き、というスタッフが結構いることも事実です。

 【勤務時間】
 日勤10:00~18:30
 早出7:30~16:00
 遅出10:45~19:15
 夜勤16:00~翌10:30

歴史のある法人ですので、比較的しっかりとした、礼儀や上下関係を重んじる所があります。最近そういう部分をおろそかにする風潮があるかもしれませんが、そのような部分をきちんと行う事から、対人関係の基本を身につけていく事が大事だと考えます。

またそれとは逆になるかもしれませんが、新しい事(例えば情報公開やホームページの活用など)に取り組んでいく柔軟性も持ち合わせています。また、職員の能力を適材適所うまく引き出し、職員の能力に応じた役割・プロジェクトの立ち上げ等の取り組みを行っていくような配慮もあると感じられます。伝統を大切にしながらも、新しいコンセプトを導入し、新旧がうまく混在しているような感じと思ってください。

これから福祉業界はますます厳しくなっていく可能性がありますが、救護施設など多くの施設を抱える当法人は、単体の施設ではなく、人的交流等も含め相互に助け合う事も可能なので、運営的には比較的安定していると言えます。また財務的にも毎年5%以上の利益率を計上しており、健全な事業運営を続けています。法人のホームページを見ていただければ平成21年度以降の財務諸表を公開していますので、詳しくはそちらでご覧いただけます。

社会福祉法人の経営って、一般企業とは違うの?
社会福祉というくらいだから慈善事業みたいな感じなのかな?

福祉と名がつくので、そんなイメージを持っておられる方もいるかもいれません。
もっと極端に表現すると、企業=利益追求、社会福祉法人=慈善事業、といったイメージもあるかもしれません。実際はどうなのでしょうか。

一括りに福祉と言っても、高齢者福祉・児童福祉・障がい者福祉があります。それぞれ基づく法律が違うので制度もだいぶ異なっているのですが、ここでは介護保険制度に基づく高齢者福祉の分野について述べたいと思います。

2000年4月に介護保険法が施行されました。
それまでは公費によって賄われていた財源が、40歳以上の全国民から徴収する介護保険料から拠出されることになったり、高齢者福祉と高齢者医療の一元化が図られたりと、高齢者福祉の制度が大きく再編成されることとなりました。

また、それまでは高齢者福祉は主に地方公共団体や社会福祉法人が担ってきていたのですが、この制度を期に、一定の条件を満たした民間企業も介護保険サービス市場に参入できるようになったのです。それまで行政措置でなされていた高齢者福祉が、介護保険サービスの導入に伴い利用者と事業者が契約を結んで介護を受ける・提供するという、契約制度へと切り替わったのです。これによって、高齢者福祉の業界にも他の市場同様の競争が生まれることになりました。市場競争となれば、良いサービスを提供しなければその事業所は顧客(利用者)に選ばれません。良いサービスが提供できない事業者は淘汰されていきます。

現制度では、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、ショートステイやデイケアなど、入所施設や医療行為の必要な施設は社会福祉法人や医療法人による運営となっていますが、デイサービスやホームヘルプなどの在宅介護サービス、そして入所施設でも有料老人ホームなどはNPO法人や一般企業など民間の事業者の参画が可能となっています。

すでに、一般企業が市場競争の中で培ったノウハウを持って、シニアマーケットの獲得のために福祉業界へ進出しているという現状があります。そんな流れの中にあって、今、社会福祉法人にも一般企業に負けない経営力・運営努力・企画力・経営戦略が求められているのです。

社会福祉法人で募集している介護職員には、経営的能力(営業力や調整能力・企画力)は求められていないように思うかもしれません。確かに実際の業務の大部分は、ご利用者様への直接的介護です。けれども、施設・事業所の運営に当たり、介護職員が経営と無関係とは言えません。一般の企業がそうであるように、やはり合理化や利益率を考慮した仕事が必要になるのです。

事業所の経営が上手くいくよう、利益を上げる(ご利用者様を増やして利用率を上げる)ことも介護職員の仕事です。介護職員が努力をしないと利益は上がらないのです。これらの努力は数字に反映されていきます。時には、数字で結果を出すことも求められます。積極的に利用者(顧客)を獲得し、利用者(顧客)が求めているサービスを創造していくという点においては、民間企業と何ら変わらない経営のしくみが働いています。

昔は福祉は慈善事業だったかもしれません。お金の問題ではなく、困っている人に尽くすのが福祉のイメージかもしれません。けれども現実には、経営努力をしてきちんと利益を上げてこそ、その利益を利用者サービスに還元できるのです。利用者さんのためを思えばこそ、利益を上げないといけないのです。福祉的感覚だだけではなく経営感覚も持って事業に取り組んでくださる方を、当法人では求めています。 

ご自宅が遠方の方でも勤務できるよう、大阪市港区に社宅をご用意しています。愛港園・第2愛港園のすぐ近くにあり、愛港園はもちろんですが弘済院第1特養の方も入居が可能です。弘済院の場合は電車で50分ほどの通勤時間が必要になります。
 
社宅は3DKで約45平方メートルの広さがあり、間取りは6畳1部屋、4.5畳2部屋、食堂(3畳)、システムキッチン、浴室、トイレ付きです。食堂のテーブルや椅子、食器棚の他にも、各室の照明、クーラー、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、掃除機などもついています。築年数でいえば少し古いですが、リフォームをしていますので快適に住んでいただけます。
原則としては2人住まい(ルームシェア)を想定していますが、部屋が空いている場合は1人ずつの入居となります。1人住まいの場合、家賃は1ヶ月2.5万円です。2人住まいの場合は、6畳1.5万円、4.5畳1万円となります。光熱水費は自費になりますが、ほとんど準備がなくても(布団とかの生活必需品はいりますが)入居が可能です。ただ、一般の賃貸住宅ですので自治会が行う掃除などがあります。それらには社会常識的な対応をお願いします。
遠方の方はぜひ利用してください。交通の便の良い大阪市内で45平方メートルの空間があり、家賃が1~2.5万円というのは魅力的だと思います。
それでは家賃2万5千円の社宅を紹介しましょう。
玄関に入ると写真の額が飾っています。大きな鏡もあります。このお部屋は写真の額もバックライトがついていて素敵なギャラリーみたいです。

6畳の部屋は明るくて、絵画(この部屋は温かあふれるシャガールです)が飾られています。液晶TVとスピーカーは据え置きです。畳は新品、座卓もあります。照明も最新型です。一部の部屋の照明はリモコンで上下します。もちろんクーラーがあります。

隣の部屋は共有部分です。カーテンで区切ると中が見えません。モダンな時計が飾られています。お部屋は南に大きな窓があるのですごーく明るい。

ダイニングキッチンには冷蔵庫、電子レンジ、テーブル、椅子が設置されています。電気製品なんかほとんど準備しなくても生活できます。自炊するなら炊飯器は持ってきてください。

モダンなシステムキッチン。一人で住んでもこんなキッチンなら何かを作りたくなりますよね。

天板は大理石で豪華~。部屋によってはステンレスもあり、お好きなタイプを選んでください。

トイレも最新型でかわいらしい。もちろん、ウォシュレット。グレード的にも高級トイレです。

 全面リフォーム済みのこんな社宅なら入りたいと思いませんか(^_^)
 

介護保険施設は介護保険制度の改正により、何度か介護報酬が引き下げられてきていました。平成27年度の改正は6%の引き下げという暴挙が行われました。そんな厳しい状況の中で、事業運営的に苦しい事業所が多いと思います。そのため、小さな事業所では人件費を削ったりする中で、かなり無理な運営をしているところもあります。今後は運営の難しい小規模法人の合併や退出のルールが整備されると思われます。現状の介護報酬の体系の中では、小規模事業所の運営は更に厳しくなると思われます。

当法人は大阪府下の中では歴史もあり大規模な社会福祉法人ですので、あからさまな人件費の抑制(賞与や本給のカット、サービス残業)や極端なコスト削減は行っていません。スケールメリットを生かしながら細かい部分でのコスト削減に取り組んでいるのが現状です。

弘済院第1特養、愛港園は情報公開で財務諸表を公開していますので見ていただければ一目瞭然ですが、利益率が低い(高品質なサービス提供をすれば社会福祉施設の場合利益率が下がる)中でも法人の経営的には安定感があります。これから福祉業界はますます厳しくなっていく可能性がありますが、救護施設など多くの施設を抱える当法人は、単体の施設ではなく、人的交流等も含め相互に助け合う事も可能なので、運営的にも比較的安定していると言えます。

介護職離れの原因の一つとして、介護職員の低賃金が上げられています。これはある意味では事実を伝えていますが、誤解されている部分も大きいと思います。

もともと社会福祉や介護の分野は措置で行われていましたので、職員の給与はだいたい公務員に準拠した形が多かったと思います。現在では公務員の給与は民間企業より高いと言われていますから、以前の福祉施設の給与もある意味では高水準で維持されていたのだと思います。

ところが、介護保険制度導入前夜より介護分野での市場競争論が表出する中で、経営の安定のためには人件費の抑制が必要であるとの考え方が大勢を占めていきました。更に介護報酬の単価引き下げが影響し、介護労働の人件費が徐々に下げられてきたという実態もあります。その背景には、介護保険制度導入に伴い介護労働が脚光を浴び、介護の仕事をしたいという人たちも多かったという現実がありました。求人側で介護労働の賃金を抑制しても人が集まってきたわけです。

しかし、低賃金、仕事のきつさが前面に出て離職率が高くなると、介護の仕事に人が集まらなくなってきました。現在の介護職員の人材不足はその意味では人為的に操作されてきたと言ってもいいでしょう。その反省もあり、現在では、介護職員に対する処遇加算が介護報酬の中に組み込まれており、その部分が介護職員の給与を2万円前後底上げしています。ただし、この加算金は法人によってばらばらの使い方になっています。当法人では介護職員だけではなく、ケアマネージャーや生活相談員や看護師に対しても介護の特別手当を支給しています。

また、このような事態を本質的に解消していくためには、介護職の専門性を高めて介護労働の価値を高めていくことが大切です。介護という仕事の魅力性を確保しなければ、介護職離れを止めることはできないでしょう。

マスコミが騒ぐ介護労働の低賃金化はあまりにも極端な例を取り上げすぎているような気もします。みなと寮の場合を例にとってみますと、同規模の一般企業の賃金と比べて遜色はありません。しかし、介護労働の専門性を考えると賃金水準はもっと高くてもいいと思いますので、介護報酬の動向次第では更に上乗せしていきたいと思っています。

 法人よってそれぞれの給与体系がありますので、単純に初任給だけで決めるのは難しいと思います。仕事の量や質に対する対価として賃金は支払われていますので、高ければよいとは限らないと思います。仕事に対する賃金のバランスが大切なのだと思います。

初任給が高くても昇給のシステムがなかったり、賞与が少なかったりするケースもあります。また、諸手当がどのくらいあるのかも重要なポイントです。夜勤手当の金額も施設によって大きく違っています。また、超過勤務が全くないところもあったり、サービス残業が当たり前と言うところもあると言います。

個人の年間所得は一つの賃金の目安になると思います。本給、賞与、夜勤手当、介護調整手当、その他の手当等が当てはまります。ここでは全体から超過勤務手当、業務手当、通勤手当と宿直手当を引いた金額で見てみましょう。ただし、社会保険の金額も入りますので手取りの金額ではありません。

例えば、弘済院第1特養を例にとりますと、大卒の人の基本給が196,240円、介護調整手当が9,000円。資格手当(介護福祉士の場合5,000円)。夜勤手当は1回6000円、月平均5回程度の夜勤がありますので、月 30,000円になります。合計しますと240,240円の収入になります。賞与は年間3.95ヶ月分以上を支給しています。
すべてを合わせますと年間所得は360万円を超えます。
 

 これは難しい質問です。
施設の中間管理職(各フロアの主任など)は、どちらかというと仕事中毒の方が多いかもしれません。対人援助という仕事が好きだからこそ、仕事の時間に充実感を感じているのだと思います。

理想的には、現場の責任者は自分が率先して動くことが大切です。そして、部下に対しては厳しい事を言わなければならない時もありますが、指示したことに責任を取り、内容を分かりやすく部下に教えなければなりません。また、自らムードメーカーとなり、職場を明るく盛り上げてくれることも必要ですね。対人援助という大変な仕事をこなしていくのですから、それだけのエネルギーとバイタリティーも必要ですし、ユーモアと笑顔も必要になってきます。

人は理屈や理論ではなかなか動きません。感情的に訴える何かが必要なのだと思います。一言で言うと上司には人を指導する上で魅力がなくてはならないのです。弘済院第1特養の中間管理職はいろいろな魅力を持った人がたくさんいます。仕事の熱心さ以上にそれぞれの魅力にひかれることと思います。

福祉施設というのは、基本的にはやっぱり優しい人がリーダーになっていくようです。人に優しい故に、ご利用者様にも職員にも丁寧な対応ができるのだと思います。もちろん、優しさだけではだめですが、基本的な部分で優しくなければ施設では仕事ができないのだと思います。

これって学生のみなさんには一番関心があることですね。でも、職場の雰囲気を一言でいうのは大変難しいです。他の施設との比較とか、そういった基準がないとなかなか捉えにくい部分がありますが、職場で働いている一員としては、そんなに悪くはないのではないかと思っています。求人サイトで自社の職場の雰囲気が悪いと言う人間はいませんけどね(笑)。

どんな職場でも、自分とは合わない人、苦手な人というものが出てきます。人間であるかぎり、それぞれみんな個性がありますからそれは当然です。人の多様性を認めるとか、特異固有性を尊重するとかは、理屈では言えるのですが、いざ現実の自分のことになるとホントは大変しんどいことなんですよね。介護の仕事はチームワークが大切なので、苦手な人とも折り合いをつけながら仕事をしていかなければなりません。このあたりがやっぱり難しいと思います。でも、職員だけの問題ではなく、ご利用者様のみなさんとの関係も同じですので、苦手意識を克服していこうという気持ちを持続できる方に来ていただきたいと思います。

大阪府下でも大きな法人で、職員もたくさんいますから、小さな職場で人間関係が煮詰まって…という事はないと思います。歴史の古い施設ですので、長く働いている人、中堅の人、若い職員さんといろいろな世代がいます。就職するまでの経歴も多彩で、福祉とはまったく関係のない大学を出てこられた人もいれば、福祉系の専門学校を出て入ってきた人、高校を卒業して就職した人、学校を出ていったん働いてから転職した人、主婦をしていた後に働き始めた方など、ほんとうに様々です。いろんな経験を持った方が働いているからこそ、様々なご利用者様に即した対応ができるのではないかと思います。

職場の雰囲気というものは本当は自分たちで作り上げていくものですから、みなさんに来ていただいて新しい仲間と共に新しい雰囲気を作ることができれば一番いいですね。

介護・対人援助という職場で、職員同士の仲が悪いとご利用者様のみなさんに対して良い援助はできません。しんどい部分もあるからこそ、みんなで冗談を言いながら楽しく仕事のできる、そんな職場にしていきたいと思います。

就職説明会に一式(パンフレット、紹介リーフレット、コンセプトブック、採用条件など)をお渡ししています。遠方その他の理由で、説明会に来られない方には連絡をいただきましたら郵送させていただきます。

また、弘済院第1特養のホームページを見ていただければ、大変詳しい情報が掲載されています。みなさん方には、このような情報を十分に見ていただきたいと思っています。よい面も悪い面もすべて載っていますので、素顔の施設を見ることができると思います。

ただ、施設にはパンフレットや資料、ホームページだけでは表現できないことがいっぱいあります。それらにつきましては現場を見ていただくことと、現場職員と話していただくことで少しは実態に近いものが伝わるのではと考えています。その意味で就職説明会には、ぜひ、来ていただきたいのです。

 制服に関してはいろいろな考え方があります。全く自由なところと、決まった服しか着られないところを両極端にして、いろいろなバリエーションがあるのだと思います。ご利用者様の生活の場所だから制服は似合わないという考えもありますし、見ただけでスタッフが分かるようにある程度決まった服がよいとか、いろいろな考えがありますのでみなと寮としてはあまりこだわっていないというのが現状です。

その意味では弘済院第1特養は中間に位置しているのではと思います。上衣は半袖のポロシャツです。色やデザインは自由ですがポロシャツという枠組みはあります。毎年数枚は好きなものを選んでもらって支給していますが、もちろん自分で素敵なものを買ってきてもらっても結構です。下衣は紺色のジャージになります。これはなるべく変えたいのですが、法人全体の枠組みもありますので、現在のところジャージとポロシャツが介護職員の基本になっていますが、時代とともに変わっていく事だと思っています。

 利用されている方の要介護とを考えますと特養の場合はなかなか外出の機会を設けることができません。寝たきりの方や車いすの方の外出はいろいろな条件(職員の配置数、安全面、健康面など)があり簡単にはできないないのが現状です。施設としましては年間行事計画の中に外出できるレクリエーションを設けたりすることで、少しでも外出の機会を増やしたいと考えています。グループでの行事参加の他にも、個人の要望があればできる限り随時に対応できるようにしたいと思います。

難しいから外出の制限をするというのは消極的な考え方なので、もう少し楽観的に外出について考えていきたいですね。春や秋にはお花見をしたり、美味しいものを食べに行ったり、行事担当者は年間を通じていろいろな企画を考えています。

お寿司を食べたり、イタリアンやフレンチのお店に行ったり、ワインを飲みながらおしゃべりをしたり、いろいろな形があっていいと思っています。ご利用者様のみなさんといろんなところに出かけることができれば本当に楽しいですね。

 マサヨ「まわりの友達って3年生の冬ぐらいから就職活動の話ばかりしてるの。3月には就活が解禁されるので、みんなその話で持ちきりかな? 私はといえば、将来何をすればいいのか、なかなか決められず就職活動も本気になれない。優柔不断なのかな。みんな突然大人っぽくなって仕事を探し出すので、ちょっと取り残された感じがしているの。学生の時に考えたり、やっておくべきことがやっぱりあるのかな。このままでは何かをやり残して卒業を迎えてしまうみたいで少し不安なの。なんか悩んじゃうな。どこかで決断しなきゃならないのはわかっているんだけど、スパッと決めることができない性格なんだよね。
一流企業の事務職、商社などの営業活動、マスコミ関係、ファッション業界など、きらびやかな世界にもあこがれるけど、性格的にそんな場所でいつも生活できないし、本当は生きることに対して誠実な態度を守れて、幸せを感じながら充実感も味わえる仕事ってないのかなと考えちゃう。福祉や介護の仕事は困っている人を支えたり、助けたりする仕事って聞いたのだけど、正直言って中身がわかんないから、仕事として選択するには不安があったりして・・・」

ヒロシ「誰だって仕事を決めるときは迷いますよね。まわりが気になるのは君一人ではないと思います。大人になっていくことへの抵抗感を感じるのはみんな同じと思うけど、何となく流れに乗れる人と乗れない人に分かれてしまいますよね。優柔不断でいいじゃないですか。経験不足の歳で即断即決なんていうのでは間違いだらけの人生になるかもしれませんよ。ゆっくり考えて、将来を考えていける方がすばらしいと思うなあ

大学生の時間は本当に大切な時間だと思います。長い人生の中で一番好きな時間を過ごせるからね。人間の土壌作りの時間と言ってもいいのかな。いろいろな栄養素を蓄積していくことで後々の人生に生かすことができるのだと思う。

仕事を早く決めることもいいですが、自分を見つめる時間をたくさん持てた人がどこかでときめくのではないのかな。焦らず、じっくり検討をしながら自分の生涯に関わる仕事を選べたらいいね。自分の仕事を選ぶときは焦りは禁物だよ。

優良で脚光を浴びている仕事も確かに魅力的ですね。給与的に保証されていたり、セレブな生活なんて誰でもあこがれます。でも、幸せ感というのは人それぞれですから、表面的にときめいている仕事をしてるから幸せを感じるわけではありません。

それに営利企業の仕事の評価はどうしても、営業利益にどれだけ貢献できるのかで決まってくると思います。でも、どんな企業でも勝ち続けるってことはないわけであり、盛者必衰は世の常ですからね。営利ばかりを考えていたらやっぱり人間性が乏しくなるのではないでしょうか。

福祉や介護の仕事は確かにしんどい仕事であり、きつい仕事だと思います。低賃金労働というのは少し誤解があると思いますが、介護労働の対価が相対的に安いのは事実だと思います。今後はこれらの部分を変えていくことで介護の仕事の魅力を深めていきたいですね。

福祉の仕事は、原則的には人助けなのだと思います。そのためには他人に対する想像力が豊かでなくてはなりません。困っている人への共感が根底にあって、その人を支えていきたいと心の中から思えるのだと思います。

あまり難しく考えずに、一度、わたしたちの職場で体験していただければ一番よくわかると思います。言葉で伝えるよりは、心を感じてもらいたいのです。サン=テグジュペリの「星の王子さま」でもきつねが「大切なものは目に見えないんだ。大人はすぐに忘れちゃうけどね」と言ってますよね。大人になる前にもう一度素直な目で仕事選びをしてみましょう。見えないものは心で感じるしかないのですから。」

 弘済院第1特養の強みは9つあげらます。少し長くなりますが、自分たちの強みを9つあげられる施設はそんなにないと思います。自慢ではないですから勘違いしないでくださいね。私たちの取り組みの意欲と熱意と考えてください。

1.法人の高齢者福祉に対する基本理念及びキーワードである「情報公開と人権擁護」を推進させていくことで、ご利用者様のみなさまに安全で快適な生活環境を提供していきます。

現在、弘済院第1特養のホームページや「にこにこ便り」(広報紙)にもご利用者様の方の顔写真がたくさん掲載されています。施設の現場の様子を伝えていくためには、ご利用されている方々の笑顔が一番だと考えています。そのため、にこにこ便りとインターネットでの顔写真などの公開については、個人情報保護法を遵守してご利用者様とご家族に確認と同意を得た上で行っています。

弘済院第1特別養護老人のホームページ(アドレス:http://www.kosaiin1toku.jp)は全国8000カ所を越える特養の中で、情報公開という視点に立てば常にトップを走っていると思います。法人概要、施設概要などはどこにでもありますが、当施設のホームページは現場発信を基本にした先駆的な取り組みを行っています。

「献立紹介」は管理栄養士が毎日提供している食事を写真とレシピで紹介しています。ご利用者様がどんな食事を食べているのかもわかりますが、サイドバーに掲載しているカテゴリー検索では在宅高齢者に方に向けた高齢者向けのレシピ集にもなっています。また、食事の作っている過程も紹介しています。コンセプトは「食欲をそそられる写真」、ビジュアル面を重視した構成で発信しています。施設の食事紹介としては他施設に比較すると突出したものになっています。

「介護の現場より」は施設の日常生活の様子を介護職員が紹介しています。行事の時はたくさんの写真で紹介しています。特養の生活を知っていただくためにはこのような介護の現場に密着した情報発信が必要になります。ご利用者様のみなさんの笑顔を感じていただきたいと思います。

「マイ・ホーム紹介(ほんまかいな)」はご利用者様のみなさまが日常生活をカメラで写した様子を職員が掲載しています。車いすの方が多いのでローアングルで見た写真が多くなりますが、その視線のありようが新鮮です。「介護の現場より」と比較すると職員視点と利用者視点のずれを感じさせる企画になっています。こんな企画は他施設にはないと思われます。

「文書アーカイブ」は、にこにこ便り、嗜好調査、満足度調査、試食会アンケート、入所判定員会報告書、事故報告書、パンフレット、事業計画など施設に関する様々な文書の保管庫になっています。この保管庫をみれば、書類から施設の中身がイメージできます。

「ケアマネブログ」とスタッフブログ「弘済院第1特養のアンテナ」は、職員の日常と思いを綴っているブログです。職員の顔が見られる磁場を作りたいと考えています。介護の内容やサービスの手法などを知ることも必要ですが、介護サービスを行っている人の情報を伝えることも大切だと考えています。

2.平成26年度 弘済院第1特別養護老人ホームの指針の短期運営指針に「介護プロフェッショナルキャリア段位制度の導入とキャリアパスの確立」を挙げています。

介護の質を向上させるために、介護技術を正確に評価して介護職員に対して7段階のレベル認定を行う「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」を積極的に導入しています。この制度は厚労省が主導していますが、制度が始まって5年目ですが弘済院第1特養は評価者(アセッサー、介護のレベルを評価する人)を18人を擁しています。因みに、アセッサーは平成28年冬の時点で全国で16,554人(特養8000施設で3,957人)であり、特養では1施設当たり0.5人しかいません。それを比較すると弘済院第1特養のアセッサー数は突出していると言えます。

また、平成29年2月1日現在、レベル認定者の総数は全国で5,156人となり、特養は570人となっています。大阪府の施設・事業所では142人のレベル認定者がいますが、弘済院第1特養のレベル認定者は9人いることからも、この介護プロフェッショナルキャリア段位制度を先駆的に積極的に導入していると言えます。

弘済院第1特養は介護プロフェッショナルキャリア段位制度の周知を図り、介護職員の介護スキルについての問題意識を高め、更なるアセッサー(評価者)の養成と、介護職員に対するレベル認定の実施を進めています。また、平成26年2月には外部評価審査員も1人合格しました。この制度を強力に推進していくことで介護の質の向上を図っていきたいと考えています。

3.日本は超高齢社会を迎えつつあり、高齢者の終末期の対応が課題となっています。現状では終末を迎える場所は主に病院となっていますが、過剰医療(延命治療)の是非・病院での受け入れ困難などの課題が浮上しており、今後は終末期の過ごし方や医療のあり方、方向性が今まで以上に問われてきます。

現在では、病院で最後を迎えるのではなく今まで過ごしてきた自宅や施設で穏やかに最後を迎えたいという希望を持つ方も多くなっていることから、病院以外の「最期の場所」が求められています。

そのような中にあって、特別養護老人ホームでの看取り介護は時代のニーズに応えていくものであるといえます。人生の終焉を愛する人たちに見守られながら自然に穏やかに迎えられることは、幸せなことでしょう。ご家族にとっても、大切な人に安らかな最期を迎えて欲しいというのは切なる願いだと思います。

当施設ではご利用者様やご家族に最期の大切な時間を持っていただくためにも、医師、看護師、介護職員、ケアマネジャー、管理栄養士、生活相談員、機能訓練士などの全職種で看取り介護(ターミナルケア)の体制を構築して、年間20件以上の看取り介護を実施しています。特養をいう生活の場で最後を迎えることができるように各職員が連携し、看取り介護指針に基づいて、心を込めた丁寧な支援を行っています。


4.弘済院第1特養では、積極的に地域に貢献したいと考えています。

具体的には、月1回地域の古江台地区の福祉委員会の協力を得て、地域の高齢者の方々の憩いの場として、「いこいのサロン」を実施し、毎回20名程が参加されています。
「いこいのサロン」ではケアマネジャーや管理栄養士などの施設職員が講師となり、車椅子に関する知識・防災について・栄養管理など多彩なテーマで地域の方々への研修を行っています。
また、「いこいのサロン」では介護相談も実施しています。入所に対する相談も受け付けており、実際に入所に繋がったケースもあります。地域との関係性を築き、地域に開かれた施設を目指しています。

毎年中学生の福祉体験で交流の機会があり、中学校での福祉に関する特別講演も行っています。また、弘済院小学校とは、年1回生徒の皆さんの図画工作を1階スペースに展示し、最終日には生徒の皆さんが、来院して歌や楽器の演奏をして、ご利用者様との交流を図っています。

ボランティア活動については、大阪市直営時からの実質的な流れを引き継いでおり、ご家族やボランティアの方々との良好な関係を維持しています。

以下は施設内で実施しているクラブ活動の内容と頻度です。
「書道クラブ」書道の先生の指導もあり、みなさまに好評です。(毎月第1火曜)
「アコーディオンクラブ」昔懐かしの歌謡曲などをアコーディオンで演奏しています。(毎月第2月曜)
「手芸クラブ」画用紙などを用いてお手玉などの工作をしています。(毎月第2火曜)
「絵画クラブ」季節に応じた題材を彩色しています。(毎月第3火曜)
「語り部クラブ」親しみのある物語を語り、体を動かすレクリエーションもしています。(毎月第3水曜)
「生け花クラブ」花を生け、出来上がった作品は各階に飾っています。(毎月第4金曜)
「傾聴ボランティア」ご利用者様個々にお話しをじっくり聞いています。グループ傾聴をする事もあります。(毎週水曜)
「音楽クラブ」キーボードで音楽を奏で皆さんで一緒に唄っています。太鼓や鈴などの楽器はご利用者様に演奏して頂いています。(毎週木曜)

また、クラブ活動以外にも、ご利用者様の衣服修繕などを行って頂いたり、ご利用者様とご家族が落ち着いて面会できるように1階のなごみ喫茶でのお手伝いもして頂いています。

家族会(なごみ会)の活動支援(秋祭りの共同開催など)も行っており、引き続きご家族と共に取り組んで行く施設運営を考えています。

吹田市社会福祉協議会施設連絡会に加入しており、特養部会の中の施設長会、相談員部会、ケアマネ部会などの勉強会や意見交流会に積極的に参加しています。

5.弘済院第1特別養護老人ホームが目指す食事とは、イベント食や特別献立などの多彩で豊かな食事サービスの提供です。

イベント食については、平成26年度は、手打ちうどん、和菓子作り、デザートバイキング、マグロの解体ショー、鍋イベントを実施しました。また、イベント食以外に、郷土料理、駅弁なども提供しています。

特養の中でも際だって特別献立の提供回数が多く、特別献立は月平均4回程度提供しています。平成28年度は、特別献立(41回)、マグロの解体ショーなどのイベント食(37回)、食の記念日(18回)など、通常の食事より高品質なものを年間67回提供しています。

特養は当然、高齢者が多いので嚥下が悪い方が多く、食事形態にも工夫をしています。普通食、一口大食、刻み食、ソフト食、ミキサー食、ゼリー食の形態があり、ご利用者様の状態を多職種と相談しながら、ご利用者様にあった食事形態で提供しています。
ソフト食は、嚥下の悪い方に提供することが多い食事形態ですが、普通食にちかい形で提供し、目でも楽しみ、それぞれ個別の味を感じ、スームズに安全、安心して食べていただける食事形態です。また、食事形態については、吹田市の病院、施設などの栄養士で、嚥下ワーキングを開催し、嚥下食を実際に食べるなどの勉強をしています。また、各病院、各施設の食事形態についても、情報を相互交換しています。

食費については、一般的特養の1日あたりの平均的な食材費より高めに設定し、質の高い食事を提供するよう努力しています。平均的な特養の食事のあり方で満足するのではなく、特養でどこまで魅力的で美味しい食事を提供できるのかを日々、委託給食会社の管理栄養士と話し合い模索しています。

ご家族との試食会を年2回実施して率直な意見(アンケート結果あり)を頂いています。また職員には職員食を提供してご利用者様と同じものを食べてもらっています。ご利用者様の食事に常に関心を持ち、意見を言える環境を整えています。

6.施設内でのIT利用が進んでいます。研修報告は受け継ぎ研修会を実施したり、デスクネッツNEO(施設内LANのグループウエア)で電子回覧しています。

デスクネッツNEOで回覧するのは研修報告だけではなく、日々の連絡事項、職員会議や各委員会の報告書、行事計画及び報告など幅広く利用しています。回覧された報告書を職員が確認した際は、確認した日付が表示されますので、職員への習字状況を把握する事ができます。また、確認した職員から報告した職員へコメントを発信する事で相互のコミュニケーションを図っています。

業務マニュアルのデータについてはデスクネッツNEO内の文書管理にてデータ管理もしています。デスクネッツNEOを活用して職員アンケート(電子アンケート)を実施しています。職員のストレスチェック、行事の評価、嗜好調査、研修参加者の報告などの集計や分析を行っています。

職員会議、事例検討会、入所判定委員会などを開催する際の資料は、紙媒体を使用していません。iPadのミラーリング機能を活用して、プロジェクタースクリーンやテレビに資料を投影し、説明をしています。iPadは研修以外にも職員紹介・施設紹介などいろいろな場面で活用しています。また、ご利用者様は各フロアに設置しているiPhoneで自由に外部と無料で電話ができます。

ご利用者様に提供するサービス内容やご利用者様の日々の状態などの記録については、福祉業務支援ソフトほのぼのを導入し、ケアプランや日々のケース記録についてもデータ管理を行っています。また、ほのぼの内の給食スーパー(給食栄養管理システム)で給食栄養管理と献立管理も行っています。

紙媒体の電子マニュアルから電子マニュアルへの移行を進めています。Teachmebiz(電子マニュアル)を導入して、よりわかりやすいマニュアルを作成しています。紙媒体での業務マニュアルもありますが、Teachmebizで作るマニュアルには画像やURLリンクを用いて手順が表示されますので、具体的な手順を視覚的に簡潔に確認する事が可能です。日々の介助の手順の他に挨拶などのマナーに対するマニュアルもTeachmebizで作成しています。

デスクネッツNEO、ほのぼの、Teachmebiz、ブログ管理は、施設内に設置されたパソコン(事務所、各階詰め所、各階各食堂など)を使用することでいつでも閲覧できますので、誰もが情報を共有できる体制が構築出来ています。

7.弘済院第1特養では職員研修に力を入れて、内部研修、外部研修などの機会を増やし、職員一人ひとりが常に学んでいける環境を作っています。

新任職員研修はプリセプター制度を導入し、半年間マンツーマン体制で新人教育を行っています。新人の採用と育成には特に力を入れながら、職員の資質向上を図っています。

職員のOJTとしては介護プロフェッショナルキャリア段位制度を積極的に導入しています。

内部研修は年間事業計画に沿った形で、毎週1回程度実施してきました。平成28年度についても2月末時点で約90回実施しています。

外部研修としては、大阪市社協、大阪府社協、全社協、経営協などが主催する研修会や研究大会にはできる限りの職員を参加し、外部との交流やケアの方法などを学べるようにしています。

8.平成28年度は行事や個別レクリエーションなどを含め、年間50回、平均して月に4回、おおよそ1週間に1回は各種行事を実施しています。またクラブ活動も週に2回~3回実施しているため、3日に1回は何らかのアクティビティを実施していることになります。

平成28年度の全体行事では、4月にお花見、5月にツツジ観賞会、6月にお笑いなにわ祭りと梅の実狩り、7月に七夕、8月に盆踊り、9月に敬老祝賀会、10月に秋祭り、11月に風船バレーボール大会と弘済院小学校の学生さんを招いてのぽかぽか祭り、12月にクリスマス会とお餅つき、1月に初詣、2月に節分、3月に観梅会があり、月に1回は全館で協力して行事に取り組んでいます。中でも秋祭りは、当施設の一大イベントであり、施設の玄関前と館内の1階スペースを活用して店舗を設置し、各種お食事を提供、利用者・家族・ボランティア・職員を含め、総勢600人ほどの方が参加しています。敬老祝賀会では2階の大食堂にて長寿のお祝い者や来賓者、職員を含め約160名の方が参加しています。

また、毎月1回夜間に、1階の喫茶室を利用して「居酒屋」を開いています。ご利用者様と家族のみなさんがいつでも気軽に参加(毎回20数人)し、昼間とは違った雰囲気の中で楽しく飲食(軽食とお酒を含む飲み物)をして頂いています。

これら全体行事は、ご利用者様同士の交流や行事を楽しんで頂く機会を設けるだけでなく、違うフロアの職員同士も交流することで、各階のご利用者様・職員が協働により一体感を創出する目的もあります。定員270名という大規模施設だからこそできるスケールメリットを今後も生かしていく予定です。

個別レクリエーションでは、各フロア毎でご利用者様の希望により実施しています。ショッピングモールへの買い物や外食、宝塚歌劇の鑑賞やプロ野球観戦、海遊館など、ご利用者様の担当職員がそれぞれ個別に聞き取り、その都度計画案を作成し実施しています。

9.施設内の雰囲気を目で見て知って頂く手段として、ビジュアル面に力を入れています。

取り組みとして、iPhone6を各フロアに、デジタルカメラを各ユニットに1台ずつ置いています。ご利用者様のふとした瞬間や何気ない日常の風景、個別レクリエーションに至るまで、その時々の瞬間を大切にし、写真を撮影しています。

また、管理栄養士による献立紹介は「食欲をそそられる写真」をコンセプトにしており、撮影用の照明器具とバックペーパー、ランチョンマットを使用して撮影しています。毎回、臨場感溢れる写真を心掛けており、写真をホームページにアップした際は、まるで本物の料理が目の前に存在し、心地よい香りが漂ってくるような気持ちになります。

続いて、大型カラープリンターを使用してのA1サイズのポスター製作です。全て自作で行っており、敬老祝賀会や秋祭りの案内にも使用しています。外部業者に依頼するよりも施設で製作した方がイメージ通りで完成度が高く、出来上がりが抜群です。見るものの心を「ウキウキ」とさせ、「その行事に参加してみたい!」という気持ちにさせられます。ポスターについては、各フロアのエレベーター前に専用の額縁があり、制作の都度、貼り出しています。

1階玄関前のディスプレイでは、毎回、季節に合わせたものを設置しています。お正月には近隣の花屋さんに来ていただいて、お花を生けて頂きます。そのバックには大型カラープリンターで制作した「頌春」の文字を入れた看板を設置し、凧や和手拭いを飾ると共に両サイドには獅子舞と鏡持ち、そして、コマや祝い酒を置くことで「正月」の雰囲気が醸し出され、その緻密なディスプレイにほとんどの方がびっくりしています。
また、玄関前には手作りの門松(高さ280cm)を一組設置しています。来所されたご家族様からも「職人さんに生けて頂いたんですか?」「立派ですね」との声を掛けて頂くなど、完成度の高い門松に仕上がっています。

最後に広報紙「にこにこ便り」(8頁)です。この広報紙は毎月発行しています。ご利用者様の方が行事を楽しんでいる姿や、施設での取り組み等、できる限り写真をメインにして製作しています。サイズの大きな写真を添付することで、ご利用者様一人ひとりが主役となるように努めています。

これらビジュアル重視の伝達は、施設に対して世間一般的にはまだまだ閉鎖的で、マイナスのイメージを持っている方もおられるため、特別養護老人ホームは明るい現場であること、職員一人ひとりがやりがいを持って仕事をしていること、そして、何より、ご利用者様と共に過ごす日常が楽しい毎日であることを知って頂くための手段でもあります。
 
 

(以下の回答は、弘済院第1特養ホームページの元管理者の藤岡さんの文章です。情報公開に関する取り組みの意義が大変詳しく、且つわかりやすく書かれています。量があるのでちょっと読むのはしんどいですが、ここで展開している情報公開の理論は弘済院第1特養の情報公開の戦略的コアと言っていいでしょう。ぜひ、学生さんに読んでもらいたい文書です。)

「弘済院第1特別養護老人ホームでは、情報の積極的公開を目指しています。
福祉業界、福祉施設って、閉鎖的なイメージがありませんか?

例えば、建物は立派。でもそこでどんな人が住んでいるのか、何をしているのか、全然わからない・・・。
障がいを持った方たちが住んでるみたい、通ってるみたい。でも何をしているんだろう、そもそも障がいってことについてよくわからない・・・。
福祉施設が家の近所にあっても、実際には福祉施設や事業所のことってわかりにくくないですか?
福祉の制度も、高齢者・障がい者・児童福祉ごとに色々と複雑です。いざ困っても、どんな制度があるのか、どうしたら利用できるのか一般の方にはわかりづらいようです。

情報社会と叫ばれて久しい昨今ですが、福祉業界においては他業界に比べて情報公開が進んでいるとは言い難い状況です。

「情報を公開する」ということだけで言えば一応、介護保険制度には(高齢者福祉の分野では)「介護サービス情報の公表」というシステムがあり、介護保険制度に則って運営している全施設・全事業所は自社の情報を(項目の設問に応じる形で)公表しなければなりません。しかしこの制度はどう見ても形式的であり、知名度も低く、施行から数年経った現在ではほとんど形骸化してしまってると言っても過言ではありません。

高齢・障がい・児童福祉分野共通で「福祉サービスの第三者評価」という制度もあるのですが、こちらもまだ知名度が低く、評価を受けている事業所の割合も(東京都では進んでいるのですが、全国的にみると)まだまだ低いと言えます。内容も調査の手法の関係上仕方がないとはいえ、書類重視の評価になっています。

情報社会まっただ中の今の時代、インターネットを使っての情報戦略は重要な鍵を握っています。
企業であれば、自社ホームページをPRのために使用します。たくさんのコンテンツを設け、目新しい工夫をし、何とか自社製品のアピールから購買へ繋げようと、ホームページの充実にかなりのお金を投資しています。

このように精力的に取り組むネットを使った情報戦線・商業戦線への進出も、民間企業と社会福祉法人では若干温度差がみられます。
現在では社会福祉法人によるホームページの設置、施設・事業所ごとのホームページ開設も増えてきてはいますが、まだまだコンテンツ的には不足気味であり、閉鎖的なイメージも拭えていない気がします。
ホームページに載っているのは概要であったり施設の見取り図であったり、理念や基本方針であったり。サービス内容が載っていても短い簡素な文章であったり、写真は施設の外観や内装が多かったり。
外側の(形式的な)情報がほとんどであり、本当に知りたい施設の中身(その法人・施設ごとの特徴や雰囲気、利用者の生活場面、毎日の食事など)はなかなか伝わりづらいといえます。

けれど、福祉施設は福祉サービスを提供するところです。ハード面も大切ですが、福祉において大切なのはソフト面ではないでしょうか。ソフト面、つまり提供されているサービスの中身をわかりやすい形で公開するのが、福祉業界における情報公開のあるべき姿なのではないかと、私たちは考えています。

福祉施設・事業所を利用したいと考えている方だったり、みなさんのように福祉施設・事業所で働きたいと考えている方々がホームページを見て知りたい情報は、ハード面のいわば形式的な情報よりも、ソフト面、つまり「その施設や事業所においてどんな福祉サービスが提供されているか」ということではないでしょうか。
けれど、現在公開されている社会福祉法人や福祉施設のホームページは、形式的なものに留まってしまっている所が多いようです。それはなぜなのでしょうか。いくつかの理由が考えられます。

理由の一つに、福祉は以前は行政措置によってなされていた、ということがあげられるでしょう。
行政措置とは、行政(主に市区町村)が福祉が必要な人を判断し、その人がどこの施設で福祉を受けるかも行政が決定することをいいます。
つまり福祉は行政によって決定・指定されるものであり、福祉を受ける人は自らが受ける福祉を選べず、また福祉施設も自らが利用者を集める必要がなかった、ということです。

二つめには「個人情報保護」があります。福祉施設・福祉事業所では利用者の方に直接的なサービスを提供するのが目的です。しかし「個人情報保護法」により利用者の情報を外に漏らすことは避けなければなりません。特に福祉サービスの利用者は社会的弱者と呼ばれる方々ですので、情報の保護に関しては十分に留意しなければならないという意識が福祉従事者にあるのでしょう。

そして三つめに、介護サービスは「形で表しにくい商品」といえるからです。
例えば特養介護の三大介助である食事・入浴・排泄の介助は、言葉で説明しても「そのサービスの良さ」を的確に伝えるのは難しいでしょう。
食事を食べられておいしかった、お風呂に入って気持ちよかった、トイレに行くのを手伝ってもらって助かった、など介護サービスを提供した結果は、利用者の方の感覚にのみ反映するところが大きいからです。

提供するサービスがあまり広範囲に及ばないこと(顧客・消費者・といった言葉があてはまりにくいということ)、個人情報保護という規制、そして民間企業とはまた少し立場の違う社会福祉法人という立ち位置・・・
これらが複合的に作用して、福祉業界は情報社会に完全に乗り遅れていると言ってよいでしょう。

しかし、福祉サービスの競争と競合は介護保険分野において如実に始まっています。「選ばれるサービス」が提供できなくては将来において生き残っていけません。

今や民間企業は、PRのために自社ホームページが欠かせません。ホームページがないと消費者へ情報提供もできませんし、ホームページがない=信用できる会社かどうか判断するための情報がない、という不利な立場となります。

競争社会・情報社会とは一見無縁に思えがちな福祉業界ですが、その原理は福祉以外の業界と何ら変わりありません。魅力あるサービスを創り出し(これは情報公開における大前提です)それを伝える手段が問われているのです。
情報公開の推進は、施設そして法人の将来を見据えるならば欠かすことのできない経営戦略なのです。

とはいえ、情報公開への想いを熱く語っても、まだまだ理想にはほど遠いというのも現状です。みなと寮でも、まだ全施設において理想とする形での情報公開は行えていません。
どんなに先を見据えても、大きな目標を掲げても、共に走り続けてくれる職員がいなくては実現できないからです。

情報公開をめぐる経営戦略とは具体的に何を意味しているのか、今回は情報公開に取り組む意義について考えてみたいと思います。

1.施設・法人の取り組みを広く周知できる
ホームページを作成することによって、ご利用者様のご家族や地域の方、入所施設を探しておられる方、またはみなさまのように就職を考えておられる方々に情報を提示でき、社会福祉法人みなと寮という法人、弘済院第1特別養護老人ホームという施設について、法人・施設の取り組みについて、広く知っていただくことができます。

民間企業のホームページは当然、お金をかけて企業の宣伝活動の一つとして位置づけていますが、営利優先の枠組みの中では情報の完全公開などはできるわけもなく、肝心な部分は企業秘密として秘匿されているわけです。

それと比較すると、社会福祉法人のホームページは営利優先という枠組みがないので、比較的自由にものごとを開示できるし、発信もできるのだと思います。基本的には社会福祉法人の提示しているサービスは全て自由だとも考えています。

優れた社会福祉法人、有名施設においてもそのあたりの考えがきわめて保守的で勘違いをしているケースが多いとも言えます。施設の取り組みや法人の考えはオリジナルなものであり、無断のコピーは許さないという考え方が主流ですが、私どもの法人は基本的にオープンであり、模倣もコピーも完全に自由であり許可なんてまったく考えていません。

オープンな姿勢を基本にしているからこそ、情報の完全公開という目標を立てて施設の中身を丸ごと見えるようにしているわけです。ネットワークの時代ですからその意味ではビジネスモデルの中のオープン・アーキテクチャ戦略とも一致する考えだと思っています。

福祉業界における情報公開の先駆性が、当法人に課せられた役割だと自負しています。

2.透明度の高い事業運営を行える
事業計画や決算報告、苦情解決などの文書を公開し、ブログやツイッター等で日常の様子を掲載することで、見えにくい介護サービスを可視化し公表することができます。
当たり前のように聞こえますが、何万カ所もある福祉施設のホームページの中で日常が可視化されているところがあるでしょうか。寂しいけれどもそういう施設はほとんどないと言っていいでしょう。

情報公開や事業の透明性をうたいながら、法人決算の簡単な表をホームページに載せているところがほとんどなのだと思います。介護サービスの可視化という意識がまだまだ表面には出てきていないのです。

弘済院第1特別養護老人ホームでのホームページは、その介護の可視化に初めて意識的に本格的に取り組んでいるつもりです。介護スタッフと利用者目線とがぶつかる境界線の中で何が見えてくるのか。そういう未知の領域の試みが現場では進んでいます。

また、入所施設における人権抑圧や虐待問題などは「外から見えにくい環境」が一因となっているとも言えます。閉鎖的な環境は利用者さんに対する抑圧等の温床になりかねません。そこで可能な限り「外から見えるサービス」であるよう情報公開に取り組んでいます。

情報の完全公開が進めば、身体拘束や虐待や人権上の抑圧、いじめやセクハラ、パワハラですら起こりえない環境が生まれるのだと確信しています。

3.職員の意識向上とサービスの質の向上
積極的に情報を公開することは、職員に対し「外から見えるサービス」であることを意識付けます。写真や文章によって日常を公開すると言うことで“見られている”という意識が働き、自己抑制に繋がり、ご利用者様に対する人権尊重の意識を高めることができると考えます。

またホームページ上で公開された写真やブログ等を見ることで、自分たちのサービスを客観視する機会にもなります。そこから第三者としての視点を意識して「ここをこうしたらより良くなるのではないか」と、現状を見直しより良いサービスへと繋げていくこともできます。

日常を見られることは職員にとって正直しんどい部分もありますが、見られることによって人は美しくもなり賢くもなるものです。情報公開を最初に進めた時は、理解を得ることが難しく職員から反発も多かったですが、ホームページを作る中でご利用者様のたくさんの笑顔に出会うことができ、それによって職員も変わってきました。

・・・このように、情報公開へ取り組む意義はたくさんあるのです。

4.ご家族にとってのメリット
施設に入所されている方のご家族であれば、施設のブログに日常光景が掲載されることで安心感が得られると思います。自分の家族がどのような場で生活をしているのかという雰囲気が伝わるからです。

また、これから施設への入所を考えておられる方には、入所の際の判断材料にもなると思います。入所施設、特に特別養護老人ホームは一度入所したら残りの人生をずっと施設で過ごされる方がほとんどです。「良い施設に入りたい」というのはご家族やご利用者様にとっても切実な願いでしょう。入所者の方の様子や表情、職員の顔と仕事ぶり、施設内の環境、日常の出来事や風景がわかることで、施設へ入所することの不安を減らしていただけたらと考えています。

また、情報公開という目的があるため、現場の介護職員は日頃からご利用者様の写真をたくさん撮っています。ご家族から要望あれば写真をお渡しすることもできます。ご利用者様の素敵な笑顔や日常の何気ない表情などなど・・・たくさん写真を残していけたらご家族に喜んでいただけるのではないでしょうか。

5.ご利用者様にとってのメリット
人の人生で写真に撮られることが一番多いのは、何歳くらいの時でしょうか。
デジカメや動画撮影が当たり前のように普及して、カメラを向けられる頻度がとても高いのは赤ちゃんや小さなお子さんだと思います。

小さいうちは、かわいいかわいいと、毎日のように周りの大人が写真を撮ります。笑顔を撮って、寝顔を撮って、新しい服を着たら撮って、お出掛けしたら撮って・・・けれど一般的には、年齢が高くなるにつれ写真に写る機会は少なくなっていくでしょう。大人になったら年に数回、何か特別な時だけしか写真を撮らない方も多いと思います。
もっと高齢になればなおさら・・・しかも身内がいなかったり独居のお年寄りであったら、ほとんど写真を撮る機会がなくなってしまいます。

弘済院第1特養では、写真を撮られることを喜ぶご利用者様が多いのです。撮った写真は壁に貼ったり広報誌に載せたり・・・ご利用者様にも見ていただけるように飾ります。自分が写った写真を見つけると、ほとんどの方が嬉しそうな顔をされます。自分が写っている写真を欲しいとおっしゃるご利用者様もいます。

「自分を写してくれる」という感覚は、恥ずかしいけれど嬉しいものなのでしょう。
行事の時はもちろん普段の何気ない日常も、思い出をたくさんの写真として残していく、尚かつ高性能のデジカメやiPhoneできれいな写真を撮る・・・これは施設だからこそできるサービスかもしれません。

6.写真と撮ることによる、ご利用者様と職員との良い関係
上記で述べたように、子どもの写真はかわいいからついつい撮ってしまいます。あとペットの写真も多くの方が撮るでしょう。子どもやペットの写真をたくさん撮る。それはかわいいから、愛情があるからに他なりません。愛情があるものに対して写真を撮りたいという欲求が湧くのだと思います。

それと同じで、ご利用者様に対しても愛情があるから良い写真が撮れるのでしょう。そして良い写真、良い表情を撮れるからこそ更に愛情が増していく・・・写真を撮ると言うことは関係を親密にする良い循環になると考えます。

たくさんの時間を共有し、たくさんの思い出を作り、たくさんの写真を残す・・・このことはご利用者様と職員の双方に良い影響を与えるものだと確信しています。

7.情報公開に取り組む施設職員としてのメリット
では次に、情報公開に取り組むことのメリットは職員にもあるのか?という点です。
ブログやツイッターを書くということは、言論の自由・表現の自由・意見表明の場があると言うことです。みなと寮では職員に対し、ブログの内容を指示したり規制したりはしていません(もちろん一般常識の範囲内で書いて欲しいとは伝えますが)。
ブログやツイッターに書く内容は各職員の自由です。自由を与えるということは、職員一人ひとりを信頼し、その能力に期待しているということです。
もちろん発言に対する自己責任は伴います。けれど、そこには可能性と創造性があるのです。

文章が苦手な方でも大丈夫です。文章が苦手でも写真で表現できるのがブログの利点です。
写真の構図やアングルに凝ってみたり、ご利用者様の笑顔を引き出したり。
自然な表情を捉えたり、面白い場面を切り取ったり・・・などなど、文章を上手に書くという以外にも様々なアプローチの仕方があります。

ブログにもそれぞれ職員の個性が表れます。面白い文章を書く人、上手な表現をする人、素敵な写真を撮る人、ご利用者様との良好な関わりが見て取れる人・・・そしてそれらは周りの評価に繋がっていきます。自分なりの工夫で自分の可能性を伸ばしていくことが可能なのです。

8.先駆的な試みを考案し実践していける
近年IT業界が飛躍的な発展を遂げたように、情報社会では企画力のある試みが評価され、それによって事業が伸びていくというチャンスがあります。

弘済院第1特別養護老人ホームでは「ほんまかいな」という利用者目線(ご利用者様が撮影した写真を掲載する)のブログを作っています。職員が日常を紹介している「介護の現場より」に比べると、車いすでの撮影が多いのでローアングルの写真が多くなります。そこがひと味違った味を醸し出しています。

他にない試みが成功するか失敗するかはやってみないとわかりません。失敗する可能性だって大いにあります。けれどそれでも良いところは「考え、挑戦できる」ということでしょう。挑戦せずして、成功はあり得ないのですから。

仕事で失敗をしたり恥をかいたりするのは辛いかもしれません。けれど「恥をかくことを恐れて何もしない」という選択肢は、はたして本当に正解なのでしょうか?
こう問いかけられて、「何もしないでいる方がもっと辛い」と考えられる方こそ、弘済院第1特養にとって必要な人材なのだと考えています。

情報の完全公開といってももちろん施設の全て、例えば介護の現場24時間を公開することは不可能ですし、良い部分しか見せていないと考える方もいらっしゃると思います。

確かにそうなのですが、大切なことは職員が「情報公開に取り組む」という姿勢を持つことで、意識を変化させていくことだと考えます。

『どこに出しても、誰に見られても恥ずかしくない介護を自分たちはするのだ』という意識が職員に育っていくこと。
これは利用者さんにとってもご家族にとっても、施設にとっても職員自らにとっても良いことなのだと、そして職員・施設・法人にとっての素晴らしい成長であるのだと、自信を持って言うことができます。

と以上のように、情報公開へ取り組むことのメリットはたくさん出てきます。もっとよく考えたら、もっとたくさん出てくると思います。

みなさんは情報公開についてどのように考えますでしょうか??
情報公開のアイディアも募集しています!
よい案がある方、こんな取り組みをしてみたいという企画がある方も、面接の際にアピールしてください。
みなさまの素敵なアイディアをお待ちしています!


こんなホームページを作りたい!

弘済院第1特別養護老人ホームでは、情報公開をコンセプトに掲げる施設・法人として、ホームページの作成にもいくつかのこだわりを持っています。

●単に文字・数字を並べただけの情報公開はしない
例えば、法人の財務諸表で収支の数字がずらっと並んでいても・・・これらの数字が何を意味するのか、経営状態は良いのか悪いのか、それは経理や数字に詳しい方しか意味がわからないでしょう。事業計画・報告等も然りです。施設の取り組みが書いてある・・・のは良いのですが、ひたすら文字だけを羅列されても、そこから実際の様子はどうなのかをイメージするのは難しいと思います。
私たちは文字や数字ではなく、具体的なイメージが生起できるようなものを提供したいと考えています。

●ウェブの特性を活用する
ウェブ上は紙媒体(パンフレット等)と違って更新が頻繁に行えます。コンテンツを増やす、画像を差し替える、内容を修正するなどなど、情報発信をタイムリーに行うことができます。更新頻度を高くし(目標は毎日情報発信です)、活性化したスタイルを作り上げる。また、双方向性のコミュニケーションなど、ウェブ上の利点をいかした公開を行うことが大切だと考えます。

●現場の職員が情報発信
「介護の可視化」を図るためには、介護の現場に一番近い職員(介護職員・ケアマネージャーなど)が情報発信をすることが必要になります。写真を撮って、ブログを書いて・・・情報を発信しやすいように、デジカメ・パソコンもかなりの台数を用意し、情報発信に必要な環境を整えています。

●見る人が施設の中をイメージできるようなホームページ
イメージしてもらうには視覚に訴えかけることが必要です。ブログに写真を多用し、写真と一緒に利用者さんと職員との会話やコメントを載せたりして、ビジュアルな情報を発信します。こうすることで施設の中の様子、利用者さんと職員とのコミュニケーションの様子が想像しやすくなります。今後は動画の利用なども検討しています。

●日常的に書く
行事の時にのみブログを書くというスタイルではなく、施設のビビッドな日常生活を写し取れるようなブログにすることを目標としています。そのためには、映画でいうカット割りの手法なども使いながら、どのようにしたら施設の生の日常が伝わるかを考えています。
利用者さんや職員の普段の様子、自然な表情など、何気ない日常のワンシーンを積み重ねることが、見えにくいといわれている介護の可視化に繋がっていくと考えます。

●デジカメの性能(写真のきれいさ)にこだわる
写真を撮るからにはきれいに撮りたい。利用者さんの表情をきれいに残したい!ということでデジカメの性能にもこだわっています。良いデジカメで撮った写真は拡大しても印刷してもとてもきれいに仕上がります。
また「献立紹介」には施設の食事の写真を載せていますが、食事を「おいしそうに撮る」ためにも高性能のカメラは必須です。「献立紹介」は単に施設の食事の「記録」ではありません。調理員さんが美味しく作ってくれた食事の魅力を最大限伝えるべく「おいしそうに撮る」ことにこだわっています。

●個人情報保護を踏まえた上での情報公開
近年、福祉施設が情報公開に消極的なのは、個人情報保護法が背景にあるのも一因でしょう。弘済院第1特養でももちろん個人情報保護を最重要視し、個人情報の保護を前提として情報公開を行っています。ブログ等で利用者さんやご家族の写真を載せていますが写真の掲載に当たっては同意書を書いていただいています。それらを踏まえた上で、利用者さんの顔写真を多用している情報公開は可能なのだと考えています。私たちの試みが福祉業界全体に波及していくことで、サービスの質の向上も図れると確信しています。

●他ではしていない試みに挑戦する
ホームページという場を自由に使えるのですから、新しい試みに挑戦していきたい、他ではやっていないことを試していきたいという意気込みがあります。ホームページはチャレンジ精神を試す場でもあります。チャレンジする意欲を持って取り組むことで、更に生き生きとしたホームページが出来上がっていくと考えます。

●最後に
ブログの更新を何年も続けることによって、何年分もの思い出が積み重なっていきます。その時々の出来事や、ご利用者様・職員の表情・・・

ホームページを開けばいつでも蘇る楽しかった出来事。
誰にでも手軽に見てもらえる写真やメッセージ。
懐かしい、嬉しい気持ちになれるような。

「アルバムを開くようにホームページを見てほしい」

それが弘済院第1特養のホームページの本当の存在意義でもあり、施設での毎日をブログを綴る意味でもあります。」

     以上

参考に、同法人の特別養護老人ホーム愛港園の情報公開の歩みを記録した冊子があるので紹介します。介護業界の中では先駆的な取り組みとしていろいろな雑誌の取材を受けたり、原稿の寄稿をしました。雑誌に掲載された記事の集成です。

福祉施設における情報の完全公開にむけて(愛港園)
 

 弘済院第1特養では職員が150人もいますので、相互の情報共有のためにはどうしてもLAN上でのグループウエアが必要になってきます。介護保険ソフト(ほのぼの)や情報セキュリティ機器(ゼロックス beat)にも簡単な職員同士の情報伝達手段はありますが、やはり本格的に取り組むためには専門のグループウエアが必要になります。デスクネッツネオは一般企業でもたくさん取り入れられている情報共有ソフトの定番の一つです。弘済院第1特養ではみなと寮が運営を始めた2011年から、職員の情報交換、情報共有のためにデスクネッツネオを取り入れています。

変則勤務の多い特養の場合などには、特にこのような情報共有手段が必要になりますが、まだまだ情報共有の認識が低いのかこのようなグループウエアを導入しているところは少ないのが現状です。弘済院第1特養は情報公開を理念としていますので、情報共有、情報開示、情報セキュリティの問題にも先駆的に取り組んでいます。デスクネッツネオを使うことで職員間の風通しも大変良くなり、それぞれの意見が発信できるようになりました。

みなさんも、弘済院第1特養に就職すれば1年目にして、弘済院第1特養の全容をこの情報共有システムで知ることができます。若い方からの真摯な発信をいつも大切にしていますので、ぜひ、弘済院第1特養に就職して自分の意見を職場の仲間に発信して頂きたいと思います。

弘済院第1特養が紹介されているデスクネッツネオの広告は「福祉新聞」に2015年(平成27年)、6/29、7/6、8/3に3回掲載されました。モデルの若い職員は毎回違っていますがみんな取材を受けてからワクワクしていました。更に、全国的な展開としてJAL機内誌「スカイワード」(30万部)、「AERA」(30万部)へも掲載されました。弘済院第1特養のブランド名が一躍全国に広がりつつあります。 

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